ajims diary

！！Gulliver！！

約２年間にわたり、

参加してきた「世界のごちそうアースマラソン」。

いよいよ昨日から２週間が、

最終となる第４９地点です。

とうとう世界の全ての国々を巡った事になるのだ！

第４０地点から、なかなか時間が作れず、

簡易な記録しかできていないが、

いずれ、納得のいく記録に仕上げたいと思っています。

さて、この２年にわたるイベント、

完走者はなんと約５０人程いるそうだ。

２週間に１度は必ずお店に足を運ばなければ完走できないわけだから、

それぞれの方が、いろんな思いを持っておられるはず。

正直、我々（俺、ぐっちゃん、コータロさん）も苦労した。

代理テイクアウトの依頼や、

力技で時間を作ったりもした。

でも、誰より感慨もひとしおなのは、

なんといっても、店主であり主催者である本山さんだろう。

４月１５日（日）のお昼に、

本山さんと完走者で、

「完走パーティー」を開催する事になりました。

我々は、”Petit Ajims（ぷちあじむす）”で演奏する予定です。

もちろん、ぐっちゃん作曲「パレルモのテーマ」も演ります。

最後に、パレルモ店主、本山さんの、

アースマラソン完走にあたってのコメントを紹介したい。

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私には夢があります。

私の「夢」・・

世界の料理を通じて、いろいろな価値観を知ってもらい

それぞれを認め合うきっかけになって欲しいと言う思いです。

私は、差別をすることが好きではありません。

ただ、色が黒いから、

発展が遅れているからと言う理由で起こる人種差別など。

今私たちがこうして、化学肥料の少ない安全な野菜を、

高いお金を出して買って、

美味しい、美味しいと言っているこの６秒に一人、

乳児が、死んでいる現実。

ネパールで仲良くなった青年に

「こんな暮らしで満足していますか？」と言う問いに、

彼は苦笑しながら言った。

「現実は変えられない。私たちはそれに従うだけ」

その彼は、その日食べるのもままならない暮らしなのに、

「目玉焼き」をご馳走してくれた。

世界の料理を食べると、その国がどんな歴史をたどって来たかがわかる。

アフリカ原産のオクラが奴隷船に乗って流れてきて、

アメリカ南部で名物料理になっているガンボと言う料理がある。

食材が豊富に入らない地域では、

手に入る食材でいかに美味しく食べさせてやろうか、

と言う親の愛情が見えてくると思うのです。

私は、そんな事を感じながら、

世界１９５カ国の料理を食べて欲しいと、

２０１０年に２年間のイベントをスタートさせました。

あと１ヶ月半に迫り、累積赤字がかなりの額になりました。

でも私の「夢」の一つがこれで叶いました。

私のメッセージ、

「世界の料理を通じて人々の価値観の違いを知ること」を、

自分一人の手で作りお客様に食べていただき、

感じていただくことができたのです。

結局ビジネスとしては「失敗」だったかも知れないけれど、

私は、たくさんの物を得たと思っています。

それを、ミシュランの３つ星を返上した。フランス料理の巨匠

アランサンドランスの言葉で私は、納得しました。

「大事なのは他人の評価では無く自分が納得すること」

このイベントの最後まで、自分に正直に料理を作り続けたいと思います。

世界のごちそうアースマラソン、１９５カ国メニュー一覧画像

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