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ajims diary


2011-08-25 [木] ピアノで織りなす東北民謡2〜3。

!!Gulliver!!

また、東京在住のピアニスト中村力哉さんが、

You Tubeに演奏をあげておられる。

しばらく見ないうちに、

2曲もあがっているじゃないか。

今日はそれらを紹介したい。

「ピアノで織りなす東北民謡」シリーズ、

以下、力哉さんのブログより抜粋。

日本の民謡はもともと和声(という概念)を持たない単旋律ですが、

そこにピアノによるハーモニーを加え、

受け継いできた伝統を大切にしながら、

新たな解釈とともにアレンジ・演奏しました。

土着に育まれた唄はその地の氏神のような存在ではないでしょうか。

復興を祈る私たち一人一人の想いに、

この音楽が少しでも寄り添うことができたなら幸いです。

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「十三浜甚句」は宮城県石巻市の十三浜地方に伝わる唄です。

漁師たちの酒席の騒ぎ唄として唄われてきました。

この動画の演奏者

美鵬成る駒(唄・三味線・当り鉦)

佐藤公美 (太鼓・唄囃子)

佐藤錦水 (尺八)

中村力哉 (和声付け・編曲・ピアノ・ローズピアノ・タブラ・カシシ等)

2011年5月 東京 Hocola Studio にて録音

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大目網はマグロの流し網漁に使う目の粗い網で、

昔は、これを編むときには網を濡らしてから、

十人くらいで引っ張り合い、目を締めたのだそうです。

そもそも三陸一帯の漁師たちの酒席の騒ぎ唄であった、

艪をこぎながら唄う「舟甚句」や「浜甚句」が次第に南下して伝わり、

茨城県の三浜(さんぴん:那珂湊、平磯、大洗)の漁師たちの間で、

大目網を締めるときに唄われるようになった唄が、

この「網のし唄」だということです。

この動画の演奏者

美鵬成る駒(唄・太鼓)

佐藤錦水 (尺八・篠笛・唄囃子)

中村力哉 (和声付け・ピアノ・タブラ・唄囃子)

2011年6月30日 東京 Hocola Studio にて録音

(ちなみに動画の絵は、

この音楽のバックグラウンド画として自分で描きました。

絵を描く習慣も趣味も持ち合わせておらず、

誠に稚拙でお恥ずかしい限りですが、「気は心」ということで・・。

2011年7月6日 26×34cm クレヨン)